転職しようかな、と思ったときに「面倒くさいな」と思ってしまいます。
職務経歴書を書いたり応募先を探したりするのは手間です。
それだけでなく、応募先企業とのやりとりは考えるだけで苦痛です。
応募先企業にメールを送れば「どんな風に思われるんだろう」と考えてしまいます。
最終的には給与交渉もしなければなりません。
そんな転職活動の手間を省いてくれるのが転職エージェントです。
楽に転職活動をしたい人には必須です。
私は転職活動の際にはほぼ必ず転職エージェントを使っています。
転職エージェントは求人情報を選別してくれる。非公開情報もある。
いざ転職したいと思っても、どんな仕事にでも就けるわけではありません。
グーグルに転職してグーグルのサービスの評価をするだけで年収1億円もらえる仕事があればやりたいですが、そんなものはおそらくありません。
自分でも受け入れてもらえるような仕事を自分で選別しなければならない。
自力で求人情報を探しだすのは結構大変です。
1社1社のウェブサイトを見ていくのか?
まさかそんなのやってられません。
リクナビNEXT等の転職サイトで求人情報を見ることもできます。
しかし、数が多い。
手間暇を考えると転職エージェントから提示を受けた方が早いです。
また、求人情報でも転職エージェント経由でしか応募できない非公開求人情報もあります。
面倒くささの軽減だけでなく、よい求人情報に巡り合うという意味でも転職エージェントの活用は重要です。
求人情報をたくさん見たいなら複数の転職エージェントに登録すべき。
転職エージェントは企業とのやりとりを全部やってくれる【重要!】
転職エージェントが転職活動の面倒くささを大幅に減らしてくれるのは、企業との折衝の場面です。
知らない企業に応募するのなんて考えただけで苦しいです。
書類を整えてメールを送ったりするわけです。評価者の企業とやりとりするのは緊張します。
転職面接の順番の心理 | 有利になるための知識・戦術という記事で、私は転職面接を受ける順番を意識せよと言っています。できたら後の方を狙う。
この順番を操作するのは、自分から応募するとほぼ不可能です。
転職エージェント経由なら、順番を後にするのは可能です。
転職エージェントは、採用企業が書類に何人くらい応募してきていて、あと何日で書類審査が締め切られる等の情報を持っていることが多いです。
そのため、転職エージェントと話しておけば面談のタイミングを候補者の中で最後の方に設定することは可能です。
転職エージェントも人によりけりですが、「できるだけ最後の方に受けたいですが、できますか?」と相談したところ、「もちろんです!」といって応じてくれた人もいます。
面接日の設定も自分でやると大変ですよ。
「急ですが2日後面談いかがですか?」なんて企業に聞かれたらどうする?
もし企業研究が全然できてないなら急な面談は避けたい。先に延期したい。
でも断って「感じが悪い」と思われたくない。面談日が全然設定できずに企業がお断りを出した例があると聞いたこともあります。
そんな面倒なやりとりを転職エージェントはやってくれます。それが仕事ですからね。
また、有能な転職エージェントは内定獲得のため応募者を推してくれます。
自分でアピールするだけでなく、転職エージェントは裏でも「この応募者いいですよ!」と強調してくれます。
JACリクルートメントは、その点ではその「押し込み力」は大手の中では高いものを持っています。
内定獲得にとどまらず、転職エージェントは給与交渉もやってくれます。
最終面接終了後、私の知らないうちに転職エージェントが会社と給与をあげようと交渉していた例もあります。
あんまり年収アップ交渉を熱心にやってくれない転職エージェントも多いですが、金に関する交渉を自らやるのは辛いので、転職エージェントにやってもらいたいです。
JACリクルートメントのポイント
- 3大転職エージェントの1つ
- 高額案件に強い
- 内定獲得力が高い
▼公式サイト
転職エージェントのデメリット
転職エージェントを使えばバラ色というわけではありません。
①転職エージェントは信用できない
いまいち信用できないんですよね。転職エージェントの方々。
低能な転職エージェントや感じの悪い転職エージェントも当然います。
私は何度も転職エージェントに相談して嫌な目にあいました。
②転職エージェント経由は会社に金銭的負担が発生する
転職エージェント経由で人を採用すると、企業は転職エージェントに報酬を支払わないといけません。
採用した人の初年度年収の30%とか35%とか。
けっこうな大金です。
そんな費用を支払うくらいなら直接採用したいぜと考える企業がいるのもおかしくありません。
会社によっては転職エージェント経由応募の方が報酬負担を考慮して不利になることだって考えられます。
*デメリットにもかかわらず転職エージェントを使う理由
上記のデメリットは認識しつつも、私は転職エージェントを使い続けています。
なぜかといえば、メリットを考慮すればデメリットは無視できると考えているからです。
転職エージェントを信用できるかといえば、うーんとなりますが、転職エージェントを人材紹介屋と割り切ればいいです。
転職エージェントにキャリア相談しようなんて考えてはいけません。
転職エージェントの本職は人材マッチングであり、そのためだけに転職エージェントを使うべきです。
そうすれば信用できない人でも利害を一致させて使いこなすことができる。
上記②の転職エージェントの費用の問題ですが、転職エージェントを使う大企業はいい人材採用のためなら金は惜しみません。自分個人の金を使うわけではないのです。
私なら「転職エージェントに金払いたくないから、転職エージェント経由の人は低く評価する」なんて企業は入りたくありません。
転職エージェント経由応募者を低く評価するような会社があればこちらから願い下げです。
転職活動が面倒くさくてどうしてもやる気が出ない時
転職エージェントを使うのすら転職活動が面倒くさい人はどうしたらいいのか?
転職したくないならしなくていいんじゃないかなと思います。
「転職には興味がある。転職したくないわけではないのだ」という人は、転職のプロとしての意識が足りません。以下記事を読んで転職活動の意識を切りかえるべき。
転職活動の面倒くささを減らしてくれるおすすめの転職エージェント
面倒くささ軽減を重視するならば、リクルートエージェント等の大手転職エージェントに登録するのがおすすめです。
システムは使いやすく、担当者も中小転職エージェントに比べると人当りがいい。求人情報数も多い。
しかし、大手転職エージェントの方が押し込み力が弱い(相対的に見て内定が取りにくい)とか、中小転職エージェントが持っている求人情報がないといった問題があります。
転職活動面倒くさいな、と思っている人は、大手転職エージェントから登録を始め、物足りなければ中小転職エージェントも追加して登録していくのがおすすめです。
おすすめの転職エージェントは以下記事をご覧ください。
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