オジャーズベルンソンの●●と申します。
弊社は現在英国を本部とするリテイナー専門のエグゼクティブ・サーチ会社です。
リンクトインでこのようなメッセージが届きました。
ある1件の求人情報概要とともに「こちらの件一度お話をする機会を頂けませんでしょうか。何卒宜しくお願い致します。」と書かれていました。
無数にある人材紹介会社の1社だとは思う。
オジャーズベルンソン。
何者なんだろう？
オジャーズベルンソンとはエグゼクティブサーチファーム
リンクトインで自らを「エグゼクティブ・サーチ」と名乗るとは。
人材紹介業界内でエグゼクティブサーチと認められるのは限られた会社だけのはずです。
自分で名乗るのは誰でもできますが、本当にエグゼクティブサーチといえるような会社なのか。
オジャーズベルンソンのウェブサイトを見ると、1965年にヨーロッパで始まり、日本には1990年にオフィスを開設したとあります。
けっこう長くやっているんだな、と思いました。これはプラス材料。
オジャーズベルンソンはリテイナー報酬
オジャーズベルンソンとウェブ面談をしました。
先方は担当コンサルタントが入る前にアシスタントの人が先にウェブ面談に入ってきました。
短い時間があったので、そのアシスタントの方に私から質問しました。
にゃんがー御社の報酬の受け取り方はリテイナー報酬ですか？案件によっては成功報酬型だったりしますか？
オジャーズベルンソン全てリテイナーです。
全てリテイナーなのか。
そしたらエグゼクティブサーチ感があるので、高級案件を紹介してくれるかも、と期待が高まります。
リテイナー報酬とは。
サブスクリプション的に定額で受け取る報酬です。人材紹介会社のほとんどはリテイナー型ではなく、成功報酬型です。紹介した人が入社したら報酬がもらえる。
リテイナー型は人材紹介会社への信頼の証ともいえるものであり、この形態は少数派の報酬の取り方のはずです。
自他共に認めるエグゼクティブサーチであるエゴンゼンダーのコンサルタントはリテイナー報酬を受け取るのが普通の転職エージェントの違いであると説明していました。
アシスタントの方と話すのはほんの少しで、その後にコンサルタントがウェブ面談に参加してきました。
オジャーズベルンソンの取り扱い求人
オジャーズベルンソンのコンサルタントによれば、オジャーズベルンソンでは外資系企業と日系企業の両方の人材紹介を手掛けているということです。
日本での事業が長いので日本企業の求人も手掛けるようになっているということで、さらに安心感アップ。
従来は社外役員の人材紹介が多かったそうです。
おお、高級感ある。
オジャーズベルンソンから求人情報を打診された感想は
1件、とある企業のポジションを紹介されました。
聞いたことのある大企業です。
他の転職エージェントではこの会社の求人情報は一切見たことがありませんでした。
私の経歴にも合いそうな業務をするポジションでした。
なかなか興味深いところ持ってるじゃないか。
と思いました。これはポジティブな方です。
コンサルタントもなかなかいい感じの人です。
しかし、完璧な求人情報は私は見たことがありません。
この求人にも欠点がありました。
無期雇用の正社員ではなく、有期雇用の契約社員なのです。
給料は悪くないです。現職よりも良くなる。
他の会社でも正社員ではなく契約社員の形態で採用しようとする求人はたまにあります。
先方はクビにするつもりはないと言っている。
しかし、あえて契約社員になりたいか？
会社は契約期間が切れてその社員が気に入らなければ再契約せずに切ることができてメリットがある。
弱い従業員側にはそのメリットはありません。正社員なら残ることも去ることも従業員の自由ですが、契約社員だと残る自由はありません。契約更新しないと言われたらそれまでです。
契約社員だというのが最大のネック。
これだけで私にはNGです。
それと部署の構成人員もうーんと思うところがありました。
オジャーズベルンソンのコンサルタントにこうした懸念を伝えたところ、考え直してはどうかと力説してきました。
欠点ではなくむしろ良いところだと私に言ってきました。
この説得を聞いて、私は「このコンサルはもういいや。信頼に値しない。会社に誰かをぶち込むためならその求職者がどうなろうとあまり考えないよくいる人材紹介屋だ」と思いました。
このコンサルの経歴は人材紹介業界の中では華々しいといえるものでしたが、求職者へのいざという時の話し方は残念なものであり、エグゼクティブレベルとは言えませんでした。
オジャーズベルンソンの評判を知りたい人に向けて
オジャーズベルンソンは、ハイクラス求人を扱っていると思いますので、声がかかったら怪しまずに面談を受けてみるのでよいと思います。
担当者は私の時と違う人かもしれません。
また、私の担当者も嫌な人ではありませんでした。よくいる転職エージェントの良くない面がその時目立っただけです。
あまり良くない先入観を持たずにオジャーズベルンソンに相談してみると思わぬ求人情報を紹介してもらえるかもしれません。
オジャーズベルンソンはリンクトイン経由で声がかかったので、外資系企業のハイポジションを狙いたい人はリンクトインには登録しておきましょう。
また、ハイドリック＆ストラグルズやトランサーチ等のエグゼクティブサーチはビズリーチで打診をしてきたことがあるので、エグゼクティブサーチに声を掛けられたい人はビズリーチにも登録しておくべきです。無料会員でかまいません。
ビズリーチのポイント
- 登録は無料
- エグゼクティブサーチ含めたくさんの転職エージェントから声がかかって効率的
- 高額案件を見つけやすい
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