「世界最大級のエグゼクティブ・サーチ会社」のハイドリック&ストラグルズの日本法人(ハイドリック・アンド・ストラグルズ ジャパン合同会社)から転職案件を打診され、ウェブ面接をしました。
きっかけはビズリーチでした。
ビズリーチに登録していたら声がかかった。
すごいなビズリーチ。ハイドリックも登録してるのか。
1 ハイドリック&ストラグルズとは

ハイドリックはヘッドハンター界において、米ラッセル・レイノルズ・アソシエイツや米コーン・フェリーなどと並ぶ「世界五大ファーム」の1社だ。
日経産業新聞2022年6月16日「ヘッドハンター(上)ヘッドハンターの流儀 泥臭く、企業と人つなぐ」より
ハイドリックは、ヘッドハンター界の頂点に君臨する5大ファームの1つです。

ハイドリックのプレスリリースに書かれている同社の説明は以下のとおりです。
1953年に米国シカゴで設立した、世界最大級のエグゼクティブ・サーチ会社です。経営トップおよび経営幹部の採用を支援するエグゼクティブ・サーチ、経営幹部を対象とした評価、能力開発、外部候補者とのベンチマーキングを行うリーダーシップ・コンサルティング、経営理念や企業戦略に合致した企業文化形成を支援するアドバイザリーなど、多様なサービスを提供しています。顧客は1兆円企業、多国籍企業、中堅企業、そして政府機関など、多岐に渡っています。
簡単に言うと、会社の高級人材を対象にしたサービス提供会社です。
エグゼクティブサーチ会社については過去記事エグゼクティブサーチファームとは【リテイナーヘッドハンター】をご覧ください。

2 ビズリーチ上でハイドリック&ストラグルズから声がかかった
冒頭で述べたとおり、ビズリーチ上でハイドリックの方からメッセージが届きました。
ビズリーチ上ではたくさん転職エージェントからメッセージが届くのでほぼ無視しています。
ハイドリックからのメッセージを見て「お、これはハイドリック&ストラグルズではないか!ビズリーチにもいたのか!」と目を引きました。
会社の先輩からエグゼクティブサーチファームとはと昔聞いておいてよかった。
知らなかったら「ハイドリック?なんだこの転職エージェント。知らんな。無視無視。」としていたところでした。
1件の転職案件の打診でしたが、今転職を考えてなくてもこの案件に限らず情報交換もしましょうということでメッセージに返信して面談することにしました。
以前にビズリーチ上で声がかかった別のエグゼクティブサーチのトランサーチには、「その求人案件には興味ないんですけど、将来の相談ということで面談できませんか?」と申し出たら「それなら興味ある求人がある時にまたよろしく」と断られました。。

3 ハイドリック&ストラグルズとのウェブ面接
ハイドリックからは、zoomでの面談を指定されました。
ジャケットを着てzoom面接に臨みました。
相手の担当の方の背景は、ハイドリック&ストラグルズのオリジナルバーチャル背景でした。
エゴンゼンダーとの面談の時と同様に、面接の始まりは「当社のことご存知ですか?」から始まりました。
▼エグゼクティブサーチ会社の1つであるエゴンゼンダーとの面談体験談。
エゴンゼンダーに面談に行ってきました – 転職キャリアルール

「エグゼクティブサーチ会社」はお高い印象で、ごく一部の高級(高給)人材を対象にした商売をしています。
そのため、多くの人にはなじみがありません。
「なんかすごいが一般的な知名度がない」というのが特徴です。
エグゼクティブサーチ会社にとっては自分達のブランド感を出せますが、あまり知名度が低いとやりにくいようです。
私は、「エグゼクティブサーチである。主にリテイナーフィーベースである」とエグゼクティブサーチファームとは【リテイナーヘッドハンター】に書いたようなことだけ知っていますと答えました。
それだけ知っていれば十分だったのか、担当の方は笑顔になって「よくご存知ですね」と言われ、会社についての説明はあまりありませんでした。
「アメリカでは知名度があるけど、日本では知名度がない」と言っていました。
その後「早速ですが」と1件求人案件の紹介を受けました。
大きな外資系会社の日本法人法務ヘッドのポジション。
「かなり大きな会社」であるのは、後で知りました。
その会社名を言われた時はその会社を知らなかったからです。
H&S「この会社ご存知ですか?」
にゃんがー「知りません」
その会社とポジションについての概要説明は以下のようなものでした。
- 東京に拠点がある。
- 日本に進出した時期。
- ちょっと前に大きな買収をした。
- そのポジションのレポート先はこの人。
- 部下はこういう人。
- 期待されている役割。
なるほど。
と聞いたところで「気になる給料はいくらくらいですか?」と直球で聞いてみました。
H&S「○○円から〇〇円くらいの想定です」
にゃんがー「え?すいません、ちょっと今聞き取れませんでした」
H&S「○○円から〇〇円です」
高い!!
なんて高い給料なんだ。
他の転職エージェントからこの会社の求人情報来たこともないし、このレベルの給料をほとんど聞いたことがないぞ。
●AFAでも外資金融でもないのにかなり高給ではないか。
これはすごい掘り出し物なんじゃないかと思い質問をしてみました。
にゃんがー「すごい高いですね。なんでこんな高いんですか?」
H&S「そうですか?当社の取り扱いではこれくらいはよくありますよ」
そうなのか。
エゴンゼンダーに面談に行ってきましたでも書いたとおり、エゴンゼンダーでは給料の具体例が5000万円になってて、「なぜそんな高い給料額が具体例なんだ」と思ったのですが、真のエグゼクティブサーチ会社のベースはそんなものなのか。
面談後、「経理・財務転職おすすめエージェント6選を転活玄人の海外MBAホルダー会計士に聞いてみた」に登場するエグゼクティブサーチ会社の存在を私に教えてくれた人に「ハイドリックすごいですね。高給案件ばかり。」と連絡しました。
すると、その転職プロ先輩は「嘘だ!俺がハイドリックの渡辺さんから紹介してもらった案件の年収は○○円だったぞ。イマイチだから応募しなかったのだ」と言っていました。
その転職プロ先輩がいうハイドリックの渡辺さん。↓

全部が全部驚くほどの高給案件ばかりではないようです。
給料の話の後には「なんで私に声をかけたのですか?」と質問しました。
クライアントである会社の求める人材は以下条件が必須なのだそうです。
- 法律事務所とインハウス両方の経験があること
- 一定年数以上の弁護士経験
- 英語
たしかにこれを全部揃える人を探すのは難しい。
大手法律事務所界隈でインハウスに移った人の知り合いがいればそこそこいるけど、法務業界全体で見れば少ない。
しかし、この客はよくわかってる。
この条件の揃え方はセンスがいい。
「法律事務所」の経験しかないと、初の会社でのインハウスがうまくいかないかもしれない。
「インハウス」の経験しかないと、法律実務処理経験が乏しいと考えているのかもしれない。
司法修習生の就職先には法律事務所が企業よりもおすすめと書いたとおり、法律事務所の方が専門的法務処理能力は高まる。
あまり経験年数が足りないのもダメで、当然英語は必要。
なのでこれらを掛け合わせた人物がよいと。なるほど。
ハイドリックの方はそれ以外にも私の以下のバックグラウンドを見たようです。
- M&Aの経験
- 業界の親和性
業界は必ずしもどストライクではなかったのですが、似たような業界があまりないので、私には追い風になりました。
条件を色々聞くと私は適任じゃないか!という気になってきました。
「なんか良さそうですね」と私が言うと、「本当ですか!」と喜ばれました。
給料高いし、ハイポジションなので良さそうだな、とは思いました。
しかし、仕事選びで重要なのは「直感で仕事を選び転職を決めていいのか、いやよくない」という慎重さです。
本ブログではそそっかしく転職することを戒めています。
転職で求人情報の大半にはノーと言うのが合理的であり、引っかかる魅力がなければすぐに「ノー」というべきです。
本案件はノーと言う気にはなりませんでしたので、要検討案件ということにしました。
「ちょっと考えます」とハイドリックには伝えました。
ハイドリックからは、「後ほど求人情報の詳細をお送りします。社内でもにゃんがー様との面談結果を共有します」と伝えられ、面接は終わりました。
面談体験談はこれで終わりです。
その後の展開についてはいずれ書く日が来るかもしれません。
4 ハイドリック&ストラグルズに声をかけられたいならビズリーチに登録
ビズリーチ上でハイドリック&ストラグルズからメッセージが来るとは思いもよりませんでした。
ビズリーチは、単に登録しているだけの状態で、ほぼ休眠状態でした。
自分の履歴の説明もアップデートをあまりしておらず、いいかげん。
ハイドリックレベルのエージェントから声がかかるなら履歴の説明はもっと真面目にするべきか。。
ハイクラスの高給職に転職したい!という人には、悔しいですが、ビズリーチはおすすめです。
なぜ悔しいかというと、ビズリーチは宣伝で「ハイクラス転職」とうたってますし、多くの転職ブログでも「ハイレベル転職ならビズリーチがおすすめ!」と声高に書かれているからです。
「このブログの人、ビズリーチや転職のことわかってないでしょ!」という思いがあり、これまでビズリーチはあまり勧めてきませんでした。
ありきたりのことを表面的に勧めるのは嫌だな、という思いがありました。
ビズリーチは便利だけど、ビズリーチ経由で転職エージェントを使うと、転職エージェントには損になる(転職エージェントがビズリーチに金を支払うことになる)ため、転職エージェントのやる気を損なわないようにビズリーチ使用には消極的でした。
エグゼクティブサーチ会社との接点を持つためにビズリーチという観点で見ると、以下の通り有用であるといえます。
- ハイドリック&ストラグルズからメッセージが届いた
- トランサーチからメッセージが届いた
- 上記2社には直接登録したが、その際には何も反応がなかった(直接登録よりもビズリーチの方が効果的)
- 知り合いはLinkedin上で声がかかっているが、私はLinkedin上ではエグゼクティブサーチ会社からは声がかかっていない
- 似たようなサービスのCareer Carverではハイドリック&ストラグルズ等からの声掛けはない。
- ビズリーチは無料である
- ビズリーチは一度登録しておけば放っておいてもよく、アクティブに何か行動をとる必要はない(私は放っておいたところでメッセージが来ました。)
ビズリーチ登録のデメリットとして、私には「有料会費の自動更新で知らぬ間に何か月も余計に支払わされていた」という苦い思い出があり、ビズリーチには複雑な気持ちを持っています。
過去「ビズリーチめ、こんな金のとり方しやがって…!東京簡易裁判所に訴えてやろうか」と思ったくらいです。
しかし、今後エグゼクティブサーチ会社から声をかけられたいと考えている人は、迷う必要はありません。
ビズリーチに登録すべきです。
ビズリーチに登録したって声がかかるとは限りません。
しかし、ビズリーチに登録しなければ声はかかりにくい。
ビズリーチには無料登録でOKなので、金はかからない。
上記の有料会員デメリットは当初の無料登録では発生しませんし、有料会員になった後も注意していれば払い過ぎは起きません。対応可能なデメリットです。
最初に登録しておけばそれだけでエグゼクティブサーチ会社から声がかかる機会が得られます。

ビズリーチのポイント
- 登録は無料
- ハイデリック&ストラグルズ等のエグゼクティブサーチからも声がかかる
- 高額案件多め
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