弁護士・法務職の人が転職するなら転職エージェントはどこを使えばいいのか?
弁護士として法律事務所と企業で働き、30社以上の人材紹介会社を活用して複数回転職した自分の経験と、現役弁護士・法務部員の知り合いからの情報による実体験をベースにした法務転職エージェント情報の総ざらいです。
「どこに相談するのがいいのだろう」と考えている弁護士と法務職の参考になるように作りました。
本記事はプロモーションとなる内容を含みます。
お勧め度を★~★★★★★の5段階で表記しています。
タイプ | エージェント | おすすめ度 | 転職先候補 | 概要 |
---|---|---|---|---|
法務 | 弁護士ドットコムキャリア | ★★★★★ | 日系 | 弁護士ドットコムキャリアが運営する法務専門の人材紹介サービス。大手かつ法務専門。 |
法務 | MS-Japan | ★★★★★ | 日系 | 管理部門の転職を専門とするMS-Japanが運営。大手かつ管理部門専門。 |
法務 | リソースリーガル | ★★★ | 日系&外資系 | 代表者自らがエージェントをする法務専門人材紹介会社。日系だけでなく外資転職も強い。 |
法務 | LCC | ★★★ | 日系 | 法務人材紹介業界のベテラン代表者2名によるサービス。 |
法務 | アガルートキャリア | ★★ | 日系 | 元エイパスがアガルートに買収された法務人材紹介サービス。かつて強みのあった外資法務転職はほぼなくなった。 |
大手 | リクルートエージェント | ★★★★★ | 日系 | 人材紹介会社最大手。求人数が多く、システムが使いやすい。 |
大手 | JACリクルートメント | ★★★★★ | 日系&外資系 | 3大人材紹介会社の1つ。なかなか求人数が多く、外資系求人もあり、給与が高め。法務求人も強い。 |
大手 | doda | ★★★★ | 日系 | リクルートエージェントに次ぐ業界大手。求人数は多い。 |
大手 | マイナビエージェント | ★★★★ | 日系 | 大手企業への転職に強みがあり、若手の支援に力を入れている。 |
大手 | パソナキャリア | ★★★ | 日系 | 本社機能の淡路島移転で話題になった大手人材紹介会社。転職情報サイトとしてLegal Map Career(リーガルマップキャリア)を運営しており、法務転職にも力を入れている。 |
外資 | ハイドリック&ストラグルズ | ★★★★★ | 外資系 | 世界5大エグゼクティブサーチの1つ。ハイクラス転職に強みがあるが、希望しても登録できず、こちらから声がかかるのを待つしかない。 |
外資 | Major, Lindsey & Africa | ★★★★★ | 外資系 | 年収の高い外資系企業を中心に紹介してくれるエージェント。エージェントは基本的に英語しかしゃべってくれない。 |
外資 | Just Legal | ★★★★ | 外資系 | Major, Lindsey & Africaよりも、やや求人数が多く、やや年収レンジが低い印象。それでも高い年収の求人情報を扱っている。担当者は日本人も外国人もいる。 |
外資 | RGFエグゼクティブサーチジャパン | ★★★★ | 外資系 | ヘルスケア系など高額案件に強みがある。 |
外資 | ロバート・ウォルターズ | ★★★★ | 外資系 | かつてに比べると高額案件の紹介が減ったかもしれないが、それでも外資系求人には強い外資大手。雑な進め方には定評がある。 |
外資 | Spring転職エージェント | ★★★ | 日系&外資系 | アデコの人材紹介サービス。日本人の法務専門部隊がある。 |
外資 | マイケル・ペイジ | ★★★ | 日系&外資系 | ここも法務専門部隊を持っている。エージェントには外国人も日本人もいる。 |
外資 | ランスタッド | ★★★ | 日系&外資系 | 外国人エージェントやロバート・ウォルターズから移った日本人のエージェントなどが所属。 |
本記事はプロモーションとなる内容が含まれています。
1 弁護士の転職に | 法務専門エージェント
法務領域に強みを持つエージェントです。
独自の法務求人案件や、法務転職についての相談、応募企業との法務職種についての強いパイプなどが期待できます。
(1) 弁護士ドットコムキャリア|★★★★★
イチオシの法務専門人材紹介サービス
非公開求人多数!法務の転職なら 【弁護士ドットコムキャリア】弁護士ドットコムにて築いた法律業界のネットワークを活かした非公開求人情報に強みを持っています。
法務転職に強みがある上、大手転職エージェントと違い、同じ担当者が企業(法律事務所)と転職希望者の両面を見てくれますので、法務転職での決定力は高い(内定が出やすい)と言えます。
高年収案件もあります。日系企業の求人情報で年収2000万円の案件を教えてくれたのは弁護士ドットコムキャリアとJACリクルートメントだけです。また、私が実際に相談に行った際には、私の話をよく聞いて状況を理解した上で適切なアドバイスをくれましたので、高く評価しています。
他の一般人材紹介会社ではできない法務パーソンのキャリア相談ができます。
弁護士ドットコムキャリアの転職相談のポイント
- 弁護士・法務の転職専門、弁護士業界の知見を有している。
- 担当者が1人で企業や法律事務所と応募者の両方を担当することから、応募した際の決定力が高い。
- 弁護士の仕事・キャリアを理解してくれた相談ができる。
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以下の記事で、弁護士ドットコムキャリアに相談した体験談を書いています。
弁護士ドットコムキャリアの口コミ・評判を検証した記事はこちら↓
(2) MS-Japan|★★★★★
案件数豊富+法務等管理部門人材紹介の専門性を兼ね備える
法務や経理などの管理部門の転職に特化した人材紹介会社です。
特化型の企業の中では大規模です。
法律事務所や法務部へのパイプもあり、案件数は多く、またノウハウもあります。
私の知り合いのあるインハウスローヤーは、MS-Japan経由で法律事務所からある有名国内企業に転職していました。
その会社の転職の倍率は異様に高倍率でした。
MS-Japanはそんな難関なインハウス転職も手掛けた実例があるということです。
MS-Japanのポイント
- 法務等管理部門転職に強い
- 士業転職にも強み
- 特化型でありながら大手で安心のサポート
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以下記事が私がMS-Japanに相談した時の体験談です。
MS-Japanに転職相談した体験談 | 評判の実際は | 転職キャリアルール (career-rule.com)
(3) リソースリーガル|★★★
私の知合いの弁護士のイチオシです。私は定期的に会ってキャリア相談をしています。
取扱求人情報は少ないですが、法務専門として一度相談する価値あり。代表の長尾さんはバイリンガルなので外資系の求人も取り扱っています。
(4) LCC|★★★
弁護士や企業法務領域専門の人材エージェントです。ここも老舗であり、法律事務所・企業との個人的なパイプがあります。塚田さんは感じの良い方です。
(5) アガルートキャリア|★★
もともとはエイパスという老舗の法務人材紹介会社でした。
2021年3月30日、エイパスはアガルートの100%子会社になりました。
そして、エイパスの代表者だった大塚さんは6月末にエイパスを辞めています。
エイパス=大塚さんだと思っていたので、もはやエイパスは跡形もありません。
今は糸岡さんという方がエイパスの業務をやっておられるようです。
たまに来る求人案件情報メールは、大塚さん時代よりも少なく、高給案件は全然来なくなった気がします。
2 弁護士転職にもおすすめの大手人材紹介会社
大手転職エージェントは、多数の求人情報を持っており、システムが使いやすい、相談しやすいといったメリットがあります。
(1) リクルートエージェント|★★★★★
リクルートエージェントのよいところ。
- 採用情報数が圧倒的に多いです。最大手です。他社で扱っていない案件に出会える可能性があります。
- システムが使いやすく、採用情報の検索のしやすさ、見やすさも優れています。中小紹介会社だと、紙の求人票だけしかなかったり、メールで送られてきたりと、見にくいです。自宅で好きなだけ求人情報を見られるのもメリットです。
- 担当候補者が多いため、気が合わない人なら担当を交代してもらえます(私は変えてもらい、よかったです)。
私は、転職活動中、リクルートエージェントに登録して、面接力向上セミナーを無料で受け、多くの求人情報を日々容易に入手できました。
結果、リクルートエージェントにしかなかった求人案件で内定を取ることができました。
結局この内定は迷った末に断りましたが、リクルートの担当の方はごり押しはしてきませんでした。
色々と相談に乗ってもらえたので、他社経由で決まった転職活動終了後にはリクルートエージェントにお礼に行きました。
リクルートエージェントの整った体制に感謝です。
リクルートエージェントのポイント
- 最大手の豊富な求人数(法務求人情報も当然多い)
- 安心の相談体制
- 求人検索や応募のしやすさ
▼リクルートエージェントへの無料登録(公式サイト)はこちら
私がリクルートエージェントに相談した体験談は以下過去記事に書いてありますので参考にしてください。
リクルートエージェント転職相談の感想 | 鉄板の定番 | 転職キャリアルール (career-rule.com)
(2) JACリクルートメント|★★★★★
各担当が個別に活動する大手
JAC Recruitment「3大転職エージェント」の一角の人材紹介会社です。
年収高めの案件が多い。
外資系企業ではありませんので、相談は安心です。日本語でOK。
JACリクルートメントは「外資系転職に強い」と宣伝しています。
しかし、実際は激強いというわけでもありません。
高年収のバリバリ外資系転職案件は、弁護士転職の場合にはJACリクルートメントはやや少なめです。
なんとなく日系企業文化の濃い外資系の求人案件が多い印象があります。
日系企業の求人の件数の方が多い。
担当者は主に日本人です。
外資系にも興味があるけど、日系も視野に。
そう考える人はJACリクルートメントは登録おすすめです。
老舗といえるだけの歴史があり、外資系に強い、管理系に強い、メディカル業界に強い、といった「高い給料」ポジションに強みがあります。
大手でありつつ特化型中小紹介会社のような強みをもっています。
JACリクルートメントに登録して得られる特徴的な利益
- JACリクルートメントだけの独占案件や高額案件に挑戦できる可能性を得られる
- JACコンサルタントのゴリ押しでの内定が他大手より期待できる
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以下記事がJACリクルートメントへの相談体験談等です。
JACリクルートメントの評判を知りたい人向けの転職体験談 | 転職キャリアルール (career-rule.com)
JACリクルートメントはハイクラス転職におすすめのエージェント | 転職キャリアルール (career-rule.com)
(3) doda|★★★★
もう一つの最大手
業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/DODAエージェントサービスここも案件が豊富です。
パソナキャリアの人が「(パソナキャリアは)リクルートさんやパーソルさん(dodaの運営会社)ほどの案件数は多くはありません」と言っていました。
dodaは、業界でリクルートと並んで語られるほどの案件数が多いということです。
無料登録すると、色々なセミナーを受けられます。
ここもリクルートエージェントと同じように多くの求人情報へのアクセスの道を開いてくれます。
dodaのポイント
- 登録は当然無料
- リクルートエージェントと双璧の豊富な求人案件数
- 利用しやすいシステムやサポートの手厚さ
▼公式サイトはこちら
以下記事がdodaへの転職相談体験談です。
dodaでの転職相談の感想 | エージェントの評判 | 転職キャリアルール (career-rule.com)
(4) マイナビエージェント|★★★★
若手への親身なサポート&大手企業の求人情報に強み
本項目にはマイナビのプロモーションを含みます。
マイナビエージェント若手にはお勧め度★★★★★です。
20~30代のサポートに強く応募書類の準備から面接対策まで親身な支援を売りにしている大手です。
私が紹介を受けたのは「超有名大企業」が多かったです。
典型的な有名企業に強いようです。
会社の雰囲気が若いことから、特に若手におすすめです。
相談に行くと明るい雰囲気で安心できます。
マイナビエージェントのポイント
- 若手にやさしい
- 大手に強い
- 重点的な面接対策
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マイナビエージェントに転職相談した体験談は以下記事に書いてあります。
マイナビエージェントに転職相談した感想 | 転職キャリアルール (career-rule.com)
(5) パソナキャリア|★★★
準大手・痒い所に手が届く
パソナキャリアは、豊富な求人数とほどよいサービスや助言がいい感じです。
電話で私の話を丁寧に聞いてもらえました。
以下がパソナキャリアに転職相談した体験談です。
パソナキャリアの評判 | 転職相談体験談 | 転職キャリアルール (career-rule.com)
3 弁護士転職に強い外資系エージェント
何年も弁護士の求人情報を見ていますが、日系企業の給料は外資系より安いです。外資系企業の方が全般的に高い。
また、特に米系はそうですが、法務の社内の地位は日系よりも高いです。
気になる英語についてですが、外資系企業では英語面接があることが多いです。
しかし、それほどの英語力がなくても大丈夫なケースもあります。
「入社してからがんばってください」と、新卒社員のような扱いで外資系企業に中途入社する弁護士もいます。
「法務求人で必要な英語力はどれくらいか 」で書いた通り、求められる英語力は職場によってかなり違います。
外資系企業への転職を狙うなら、外資系転職エージェントの方が強い。
(2022年12月に紹介エージェントを変更しました。)
(1) ハイドリック&ストラグルズ | ★★★★★
ハイドリック&ストラグルズは、栄えある世界五大エグゼクティブサーチの1つです。
ハイドリック&ストラグルズは、エグゼクティブサーチの中でも法務専門のコンサルタントがいます。
エグゼクティブサーチは他にはない高額案件を持っている確率が高いので、高い給料を狙うならエグゼクティブサーチの求人情報は他転職エージェントよりも聞く価値があります。
また、エグゼクティブサーチから打診された時点でその求人情報に応募すれば合格する確率も高い。エグゼクティブサーチは、求人会社に対してもそれなりの発言力を持っています。
ハイドリック&ストラグルズに過去紹介された案件は非常に興味深いものでした。迷った末に応募しなかったのですが、ハイドリック以外からはたぶん声がかからないと思います。
高額外資系企業を狙いたいならハイドリックはぜひ使いたい。
ハイドリックを含めたエグゼクティブサーチのデメリットは。
求人案件数が少ないのがデメリットの1つです。
また、基本的にハイレベルポジションを取り扱っているので、あまり若い人向きでもありません。
エグゼクティブサーチは若干上から目線な感じで応募者を見てきますので、誰でも相談できるわけではありません。エグゼクティブサーチの方から応募候補者に声をかけてきます。エグゼクティブサーチの会社ウェブサイトを見ても「登録はこちら」といった案内はないのです。
そんな感じで万人向けではありません。
しかし、担当者は日本人ですので、日本語で相談できます。
それではハイドリック&ストラグルズに相談してみたいならどうするか?
ビズリーチに登録して声がかかるのを待ちましょう。
私はビズリーチ上で声がかかりました。
「ハイドリックもビズリーチ上で声をかけるのか!」と思いました。
ビズリーチエグゼクティブ転職ビズリーチのポイント
- 登録は無料
- ハイドリック&ストラグルズなどのエグゼクティブサーチからも声がかかる
- 高額案件を見つけやすい
▼公式サイトはこちら
▼ビズリーチ関連記事
(2) Major, Lindsey & Africa|★★★★★
「アフリカ」と付いていますが、法務専門の外資系の人材紹介会社です。高年収の案件の割合が多いです。
この会社のエージェントと相談してたとき、「うちで扱ってる案件はだいたい2000万以上」と若干笑いながら言われたことがあります。
MLAからアマゾンジャパンの法務には何人も入社しているはずです。
ハイドリック&ストラグルズと違い、MLAは、バリバリ英語です。担当転職エージェントは外国人。英語しか喋らない。日本語の資料は送られてきません。求人票も当然英語。メールのやりとりも全て英語。
取扱い企業も外資系企業しか見たことがない。
MLAは、エグゼクティブサーチと同様にリテイナー報酬でやっていると言っていました。また、応募者のスクリーニングを転職エージェントが一応やっているとのことですので、英語ができないと高額案件に応募させてもらえないはずです。
英語に自信がない人はやめておきましょう。
英語に自信があって高額外資系企業に応募したい人にはおすすめの転職エージェントです。
かつては、MLAのウェブサイトには登録ボタンがなく、自分から相談できませんでした。なので、私はリンクトインからMLAが声がかかるのを待ったことがあります。
現在はMLAのウェブサイトに登録ボタンがありますので、自分から相談を持ち掛けることができます。
▼公式サイトはこちら
(3) Just Legal|★★★★
ジャストリーガルはなかなか歴史ある会社で、法務専門人材紹介会社の中ではチーム人数も多く、案件もなかなか充実しています。
日本で法務転職エージェントとして実績を積んできた人材紹介会社です。
外資転職エージェントは案件数が少ないのが欠点ですが、ジャストリーガルは相対的に案件数が多めです。
また、日本で長くビジネスをやっているということは、それだけ企業や法律事務所とのパイプがあることを意味します。
私の知り合い弁護士がジャストリーガル経由でアマゾンに転職していました。
給料を教えてもらいました。破格の高給です。
このとおり高額案件もある。
担当者は日本人も外国人もいます。メジャー・リンジー&アフリカより相談しやすいかもしれません。
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(4) RGFエグゼクティブサーチジャパン | ★★★★
RGFエグゼクティブサーチジャパンは、高額年収案件多めの転職エージェントです。
私が相談した担当者が若干自慢が多いのが気になりました。転職エージェントだからしょうがないか。。
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(5) ロバート・ウォルターズ|★★★★
ロバート・ウォルターズかつてに比べて高額年収案件の案内が減ったような気がします。
私がやりとりしていたエージェントがみんないなくなったからかもしれないですが。
他にはない案件を持っていることも多く、思わぬ企業の情報を持っていたりもします。
国内企業の情報もあります。
メール、電話でテキパキ進んでいく外資スタイルです。
さくさく応募できます。
「よく話を聞いてほしい」という人は担当者に伝えましょう。
ロバート・ウォルターズに登録しておくと、メールで思わぬスーバー求人情報が来たりします。焦らず待ちましょう。
こんな感じ。
- 掃除機で有名な外資系企業の法務部長:年収2400万円くらい
- 著名たばこグローバル企業:年収1900万円とか
- 欧州系金融機関:年収~1800万円くらい
ロバート・ウォルターズのポイント
- 外資系企業や日系グローバル企業の求人に強み
- 豊富な求人案件
- 高額年収案件が多い
▼公式サイト
以下記事がロバートウォルターズへの転職相談体験談です。
ロバート・ウォルターズの評判を知りたい人向け | 外資転職相談の感想 | 転職キャリアルール (career-rule.com)
(6) LHH転職エージェント | ★★★
人材サービス大手のアデコの転職エージェントブランドであるLHH転職エージェント(旧 Spring転職エージェント)。
外資系企業の案件もありますが、日系企業の求人もあります。
長年法務領域を担当されている方もがいて、面談した感じは良好でした。
まだ具体的に相談したことがないため、★3つにしていますが、食べログでレビュー件数が少ないと数値が小さくなるのと同じように、★3つだからといって悪いエージェントというわけではありません。
▼無料登録(公式サイト)はこちら
▼面談体験談
(7) マイケル・ペイジ|★★★
外資系も国内系も両面ありの外資系人材紹介会社
ウェブサイトを見ると「外資系転職」と謳っていますが、登録してみてびっくり、実は国内企業の求人情報が多いです。
担当者も日本人です。法務人材紹介部門にいる人は国内企業に強いということなんだと思います。
案件数はなかなか多く、実はおすすめです。私の担当者はよかったです。
ネット上で「対応が悪い」という評判を見ましたが、そんなことはありませんでした。また、担当者はちゃんと日本語で対応してくれます。
▼無料登録はこちら(公式サイト)
(8) ランスタッド | ★★★
ここは大手なので、外資転職エージェントの中では案件は多めです。
なんとなく安定感があります。
担当者はよく話を聞いてくれてごり押ししてこなかったのもよかった。
▼公式サイトはこちら
4 法務転職で使うべき転職サイト
個別転職エージェントとは異なるカテゴリーである転職サイトを紹介します。
「転職サイト」は、転職に関するサービス提供サイトであり、転職エージェントよりも広い概念として本記事では紹介しています。
(1) ビズリーチ
ビズリーチエグゼクティブ転職ビズリーチは転職エージェントではありません。
ビズリーチ自ら求人情報は紹介してくれないということです。
ビズリーチに登録すると、転職エージェントから「面談しませんか」とか「こんな求人に興味がありませんか」と声がかかります。
また、転職エージェントに比べると数は少ないですが、企業からも声がかかります。
法務転職であればかなりたくさん声がかかると思いますので、転職エージェントをあれこれ検討するのが面倒な人はビズリーチがおすすめです。
ビズリーチの特徴は、高額案件の声もかかることです。
弁護士なら人気者になれます。
ビズリーチのデメリットを言うと、ビズリーチ経由で転職エージェントを使って転職した場合、その転職エージェントはビズリーチに費用を支払わなければならないところです。
応募者は1円もかからないのですが、転職エージェントに費用が発生するのは応募者にとってはあまりよくありません。
転職エージェントからすれば、以下AさんとBさん、どちらに内定を取ってほしいでしょうか。
Aさん:ビズリーチ経由の転職希望者
Bさん:ビズリーチを経由せず自社に直接登録してくれた転職希望者
転職エージェントは当然Bを応援したいです。
AさんorBさんが転職に成功した。年収1000万円の大きな案件。転職エージェントはその30%、300万円を企業から支払ってもらうとします。
もしBさんと違ってAさんの場合、その300万円のうちの一部をビズリーチに支払わないといけません。
転職エージェントとしてはビズリーチ経由の人は若干やる気をなくすと思います。
また、そんな費用を支払いたくない、ということでビズリーチを使っていない転職エージェントもいます。
自分の集客力のある人はビズリーチを使いません。
「ビズリーチを使うのをやめた」というベテランの転職エージェントもいます。
しかし、このデメリットはあまり気にしなくてよいです。
ビズリーチでは、ビズリーチ以外で発見できる転職エージェントからの声掛けは無視し、その会社に直接登録すればよいだけです。
ビズリーチでは、ビズリーチでしか出会えない転職エージェントもたくさんいます。
そうした転職エージェントとの出会いを大事にすべき。
ビズリーチのポイント
- 登録は無料
- エグゼクティブサーチ含めたくさんの転職エージェントから声がかかって効率的
- 高額案件を見つけやすい
ビズリーチに登録しておいて放っておいたら、エグゼクティブサーチファームから声がかかって「おおっ、ここは!」と思った話は以下の記事に書きました。
ビズリーチを使ったらエグゼクティブサーチから声がかかった | 転職キャリアルール (career-rule.com)
(2) LinkedIn(リンクトイン)
リンクトインは、ビジネスSNSであり、純粋な転職サイトではありません。
しかし、転職エージェントがものすごいたくさん登録しており、転職情報が飛び交っています。
特に外資系求人はものすごく多い。
自分のアカウントを作って「転職興味あり」という状態にしておくと、外国人の転職エージェントから猛烈に連絡が来ます。
リンクトイン経由ではないと手に入らない外資転職求人情報は多いです。
法務転職であれば外資系の方が給料は高いです。
英語で自己紹介するアカウントを作成します。
英文レジュメを書くついでにリンクトインのアカウントも作りましょう。
英文レジュメを作ったことがない?
それならMS-Japanに登録しましょう。
MS-Japanなら登録すれば法務職用の英文レジュメのテンプレートが無料でもらえます。
「外資系企業に転職したいならリンクトインを作らないとダメだ。作らない理由がわからない」
と外資系企業に転職した弁護士に言われました。
普通にグーグルでウェブサイトを検索しているだけではなかなか発見できない転職エージェントから声がかかったりします。
外資系企業への転職を考えているのであればリンクトインアカウントは作るべきです。
▼公式サイト
LinkedIn
5 弁護士向け転職エージェントの比較
弁護士が活用する転職エージェントの種類は、大手と中小、法務専門と法務非専門とで分類できます。
- 大手・法務専門(例 弁護士ドットコムキャリア、MS-Japan)
- 大手・法務非専門(例 リクルートエージェント、doda、JACリクルートメント)
- 中小・法務専門(例 リソースリーガル、LCC)
- 中小・法務非専門
(1) 大手・法務専門の転職エージェント
このクラスの転職エージェントの大手というのは、法務専門にしては大手というだけであって、リクルートエージェントのような大きな組織ではありません。
ただ、1人や2人でやっているわけではなく、複数人以上の組織として人材紹介をやっています。
弁護士は、法務転職を狙うなら若手、中堅、ベテランを問わず、このクラスの転職エージェントにはとりあえず登録しておくとよいでしょう。
法務専門の小さい会社だと、取り扱い求人が少ないです。
大手法務専門の方が求人数が多い。
求人数が多い転職エージェントに登録しないと、登録しているライバルだけに優良求人情報がもたらされる可能性があります。
(2) 大手・法務非専門
リクルートエージェントやdodaは法務専門ではないですが、法務求人案件の取り扱いも多い。
ハイポジションは少ないですが、若手から中堅にはおすすめです。
求人数が多いにこしたことはないですし、とりわけ大手日系企業の案件が多いです。
また、大手エージェントの方が担当者の曲者率が低く、応募プレッシャーが少なかったり、求人情報の閲覧がしやすいなどのメリットもあります。
法務以外も幅広く取り扱っている大手エージェントの中でも、法務を専門的に扱うチームがあったりしますので、大手は色々できます。
(3) 中小・法務専門
中小・法務専門の転職エージェントは取り扱い求人件数が少ない。
そんなエージェントを使う理由は何か?
そのエージェントしか持っていない求人情報やパイプが期待できることです。
レアな優良ポジションに優先的に入社しやすくなるかもしれません。
もっとも、その確率は低く、やはりどうしても求人案件数が少ないです。
中小・法務専門転職エージェントを使う場合は、求人案件数が少ないことを知って気長に待つか、他のところにも登録して自分の中で手に入る求人案件数を増やしたりして対応すべきです。
(4) 中小・法務非専門
この類型の転職エージェントは、法務以外の職種を狙うのでない限りあまり頼らなくてよいと思います。
たまに法務案件を持っていたりしますが、確率は低いです。
また、相談に行っても「何しに来た」みたいな態度を取られたり、「我々には紹介できるものがないんですよね」みたいな展開になったりします。
6 弁護士の転職先としてのインハウス
転職先として企業を選び、企業内弁護士になる場合、外資系がよいか、日系がよいか。
(1) 外資系企業の方が給料が高い
法務で高い給料を望むならば、基本的には外資系企業を狙うべきです。
何年も弁護士の求人情報を見ていますが、日系企業の給料は外資系より安いです。外資系企業の方が全般的に給料が高い。
また、特に米系はそうですが、法務の社内の地位は日系よりも高いです。
気になる英語についてですが、外資系企業では英語面接があることが多いです。
しかし、それほどの英語力がなくても大丈夫なケースもあります。
「入社してからがんばってください」と、新卒社員のような扱いで外資系企業に中途入社する弁護士もいます。
「法務求人で必要な英語力はどれくらいか 」で書いた通り、求められる英語力は職場によってかなり違います。
(2) 日系企業の良いところ
他方で、英語を使って仕事をしたいが、グローバル案件に携わりたいという人は、外資系企業を選んではいけません。日系企業で海外売上高比率が高い会社を選ぶべきです。
英語が嫌な人は、国内系企業で、海外でビジネスをやっていない会社を選ぶべきです。
「英語は使いたくないし、外資系企業は怖い」という人が日系企業に転職しようとする場合でも、海外事業がそれなりにあると英語を使えと言われる確率はそれなりにあります。
純ドメで生きていきたいならば、英語使用無しの会社を選ぶべきです。
7 弁護士が転職するにはいくつエージェントに登録すればよいか?
複数の人材紹介会社に登録して相談することを強くお勧めします。
私が転職活動をする場合には、必ず複数のエージェントに相談します。そして、友人にもそう勧めます。
1か所では担当者との相性が悪く上手くいかないことがあります。私はそういう経験がかなりあります。
「しかし、そんなたくさん会う時間は取れないよ」
という人の方が多いと思います。
そんな人が登録すべき厳選人材紹介会社は以下2つです。
① 弁護士ドットコムキャリア ② リクルートエージェント転職支援サービス後は気が向いたところ全て登録して情報入手をすることをお勧めします。
登録も相談もすべて無料です。掘り出し物があるかもしれません。気が合う担当者がいるかもしれません。
コメント
コメント一覧 (6件)
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