ビズリーチを最高にうまく活用して転職を成功させる方法。リクルートダイレクトスカウトも同様。
1 まず無料登録だけして匿名で情報をただ受け続ける
2 ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトはできたら両方登録する
3 応募したい企業から声がかかったら、基本的に返事はしないでその企業に応募できる転職エージェントを探す
4 興味がある転職エージェントから声がかかったら、返事をしないでその転職エージェントのウェブサイトから直接登録する
5 ビズリーチとリクルートダイレクトスカウト上でしかお目にかかれない求人なら返事をする
本記事で紹介するビズリーチの使い方は、ビズリーチのビジネスモデルにおいて転職エージェントと採用企業がどう手数料を支払っているかに基づくものです。
興味がある方は別記事でビズリーチのビジネスモデルを説明していますので、ぜひこちらもお読みください。
1 ビズリーチ まずは登録だけ。年収等の求人相場がわかる。
『ビズリーチ』はビジネスプロフェッショナル、国内外の優良・成長企業、各業界に精通したヘッドハンター(人材紹介会社に所属する転職エージェント)の三者を、効率的にマッチングするプロフェッショナル人材(管理職・専門職等)に特化した会員制転職プラットフォームです。
株式会社ビジョナル有価証券報告書2021年3月期
これがビズリーチについての公式な説明です。
ビズリーチは応募者と採用者、転職エージェントの3者のプラットフォームのようなサイトです。
転職希望者としてビズリーチに登録すると、たくさんの転職エージェントから「この求人に応募しませんか」とか「面談しませんか」とあれこれ声がかかります。
待っていれば複数の転職エージェントから声がかかるので、自分からは何もせずに自分向けの求人情報を紹介してもらえます。
その際によいのが、匿名の状態で登録されることです。
転職エージェントや企業は、登録されたプロフィールを見て、「会員番号123456号様」という感じで会員に声をかけるのです。
転職を考えている人は、ビズリーチに登録しておけば匿名で声がけを受けることができるのです。
転職エージェントに登録すると、登録した1社の求人情報しか得られませんが、ビズリーチに登録すれば複数の転職エージェントからの打診を受けることで多くの求人情報を知ることができるのです。
リクルートダイレクトスカウトも応募者として使う感じはほぼ同じです。
登録すればあれこれ求人情報が寄せられるため、何もしないでも自分に向けられる求人情報の相場がなんとなく見えてきます。
この最初の「まずは登録だけ」ステップでは、返事はしなくてOKです。情報を集めるだけ。
当然有料会員にもならないため、お金は一切かかりません。
2 ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトはできたら両方登録する
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトは同じようなサービスです。
両者の相対的な長所・短所は以下のとおりです。
ビズリーチ | リクルートダイレクトスカウト | |
---|---|---|
長所 | 〇求人情報が多い | 〇完全無料 |
短所 | ×無料会員は機能が制限される | ×求人情報が少なめ |
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトを両方会員登録することで短所を補うことができます。
ビズリーチの方が求人情報数は多い。
そのため、とりあえず求人情報を受け身で集めて眺めるだけならビズリーチだけで良さそうです。
しかし、ビズリーチの無料会員では、見れない求人情報があったり、メッセージを送ってきた人とやりとりができなかったりと機能制限があります。
そんなときに、リクルートダイレクトスカウトにも入っていると、ビズリーチ上でメッセージを送ってきた人とリクルートダイレクトスカウト上ではやりとりが無料でできたりします。
ビズリーチとリクルートダイレクトスカウト両方に会員登録した人はよくわかると思いますが、両方登録すると送られるメッセージを送ってくる転職エージェントはかなり重複しています。
3 応募したい企業から声がかかったら | 基本的に返事はしないで転職エージェントを探す
ビズリーチやリクルートダイレクトスカウトでは実は企業からの直接声がかかることはあまりありません。
転職エージェントからのメッセージの方がはるかに多い。
それでも、企業から声がかかることもあります。
ビズリーチ(またはリクルートダイレクトスカウト)で、気になる企業からメッセージが届いたらどうすべきか?
返事はしません。その代わりに、その企業とコンタクトがありそうな転職エージェントを探します。
転職希望者として企業と直接やりとりをするのは避け、間に転職エージェントを挟みたいからです。
ビズリーチを使って一度企業とコンタクトをしたら、原則としてもう転職エージェントは使えなくなってしまいます。
企業は、転職エージェントに対して、「あの転職希望者は、当社が自らコンタクトした。転職エージェントからは紹介を受けていないから紹介報酬は支払わない」というでしょう。
企業と直接やりとりするのは大変です。
面接の日程調整や、面接後のお礼メール、給料交渉など、きつい。
これは手間だ。
そして、自ら直接企業とやりとりをすると、自分を推薦してくれる第三者となってくれる人(=転職エージェント)がいないことになってしまいます。
紹介してもらう、というのは採用してもらうには有利なサポートなのです。
紹介の後押しがないというのは、ライバルが転職エージェントから応募している場合、自分にはそのサポーターがいないことを意味し、相対的に不利になる可能性があります。
転職する気がないならビズリーチとリクルートダイレクトスカウトに登録しておくだけでよいですが、それなりに転職する気があるのであれば、ビズリーチとリクルートダイレクトスカウトに登録するのと並行して複数の転職エージェントにも登録しておくべきです。
ビズリーチで見つけた求人を、自分が信用する転職エージェントからすぐに応募できるようにしておくには、予め転職エージェントとつながりを持っておく必要があるからです。
4 興味がある転職エージェントから声がかかったら | 返事はしない。その転職エージェントのウェブサイトから直接登録する
このテクニックは簡単にできます。
たとえば、パソナキャリアのエージェントがビズリーチ上でメッセージを送ってきたとします。
「パソナキャリアが送ってきたこの求人情報いいじゃん」と思ったら、返信はしないで放っておきます。
その後、パソナキャリアの公式サイトに行って直接登録するのです。
なぜこんなことをするのか?
転職エージェントは、ビズリーチ上で獲得した転職希望者が転職に成功すると、ビズリーチに対して手数料を支払わないといけません。
自社に直接登録してくれた転職希望者が転職に成功した場合には、当然転職エージェントは誰にも手数料を支払うことなく、企業からもらう成功報酬をすべて丸取りできます。
転職エージェントは、複数の転職希望者を企業に応募させます。
①ビズリーチ上で獲得した応募者
②自社に直接登録してきた応募者
転職エージェントがいざという時に企業に勧めたい応募者はどちらでしょう。
私が転職エージェントの立場なら、②が転職してほしいです。①だと手数料がかかるから。
また、自分が応募者の立場なら、②の立場で転職エージェントに応援してもらいたいです。
その方が転職エージェントも①よりも強力にサポートしてくれるはずです。
このテクニックを思いついたのは、とある転職エージェントとのやりとりに基づきます。
某転職エージェントから、ビズリーチかリクルートダイレクトスカウト上でメッセージを受けとりました。
私は話を聞きましょうといって返事をしました。
その後その転職エージェントと電話面談をしました。
エージェント:にゃんがー様は、もしや以前弊社の佐藤(※仮名です)と面談されていますか?
にゃんがー:はい。御社オフィスに行きましたよ。
エージェント:そしたら、すでに弊社登録済みですよね?
にゃんがー:そうだと思います。
エージェント:それでしたら、ビズリーチ(or リクルートダイレクトスカウト)経由ではなく、弊社から直接ご紹介ということにさせていただいてもよろしいでしょうか?
にゃんがー:いいですよ。ビズリーチ経由だと都合良くないんですか?
エージェント:都合良くないというわけではないんですけど、手数料が発生してしまうんですよね。
転職エージェントは、応募者を集めるために仕方なくビズリーチorリクルートダイレクトスカウトを使っているというわけです。
直接登録した方が転職エージェントは喜ぶはずです。
喜ぶ転職エージェントの方が転職成功のためにがんばってくれるはず。誰のためにがんばるかといえば、転職希望者ではなく、自分のためにがんばります。成功報酬丸どりがかかってますからね。
転職希望者はそうした転職エージェントを上手に活用すべきです。
5 ビズリーチとリクルートダイレクトスカウト上でしかお目にかかれない求人なら返事をする
企業からビズリーチ上でメッセージが届いた。でも転職エージェントからはこの企業に応募できそうもない!
転職エージェントからビズリーチ上でメッセージが届いた。でもこの転職エージェントは自社ウェブサイトからだと登録を受け付けてない!
これらの事態が生じることもあります。
どうしてもビズリーチorリクルートダイレクトスカウトを使わざるを得ない。
こうなった場合には大人しくビズリーチorリクルートダイレクトスカウトを使いましょう。
リクルートダイレクトスカウトの方が無料で使えるので、リクルートダイレクトスカウトの方がよいはずです。ビズリーチでも無料でできるか、プレミアムチケットのプレゼントがあって有料会員機能が使えたりするならビズリーチでもOKです。
また、ビズリーチの有料会員になってもかまわん、という人はビズリーチの有料会員になっても悪いことはありません。会費がかかるだけです。
ビズリーチもリクルートダイレクトスカウトもただ漫然と使うのではなく、手数料体系と心理を考慮して自分の転職に有利になるように活用しましょう。
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